室戸岬から西に進んだところにある行当岬。
その背後にある標高約100mの高台に建つ金剛頂寺は、室戸三山の一つとして、通称「西寺」と呼ばれている。
大同2年(807)、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が開基した。
その後、 嵯峨天皇、淳和天皇の勅願所として栄え、現在の室戸市の大部分を寺領とするが、文明11年(1479)、火災のために本堂を消失する。
しか し、すぐに再興し、文明18年(1486)に本堂が建立された際には、盛大に大曼荼羅供養が行われた。
明治32年(1899)には再び火災に遭い、現在の堂宇はそれ以降に再建されたものである。
宗派:真言宗豊山派
開基:弘法大師
創建年: (伝)大同2年(807年)
山号: 龍頭山
文化財: 銅造観世音菩薩立像・木造阿弥陀如来坐像・; 板彫真言八祖像・銅鐘・金銅旅壇具・; 金銅密教法具(国の重要文化財)
本尊: 薬師如来
札所等: 四国八十八箇所26番
院号: 光明院
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| 約70mほどの石段を上って仁王門をくぐると、広い境内にたどり着く。 左手には大師堂、右手には鐘楼があり、正面には堂々たる本堂がある。 本堂の横には数々の文化財が収蔵されている霊宝殿が佇む。 また、境内には鯨の霊を供養する碑も建ち、かつて捕鯨で栄えた地の名残を感じさせる。 トイレの横を抜けると、室戸岬や太平洋を一望できる展望スペースが広がる。 大師堂が建っているのは、かつて弘法大師と天狗が問答したという場所。 天狗を足摺岬に封印した大師は、自らの姿を刻み、この地に残した。そのため大師堂は足摺岬のほうを向いて建っている。 一粒万倍の釜 大師堂の横にある赤さびた釜は、「一粒万倍の釜」と呼ばれ、弘法大師が三合三勺(約495g)の米を入れて炊いたところ、万 倍にも増え、飢えた人々を救ったという伝説を持つ。 その近くに生えていた幹がコブに覆われたツバキは「がん封じの椿」と呼ばれ、枯れた後も幹が祀られており、病気平癒を願う人々の参拝が絶えない。 |
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