弘法大師が大同2年(807)にこの地で教えを説いていた時に開いた寺。
地元では「津寺(つでら)」と呼ばれ親しまれている。
海で働く人の無事と豊漁を祈願して延命地蔵が安置され、 建立以来多くの信仰を集め、戦国時代には長宗我部氏、江戸時代には土佐藩主の山内氏が深く帰依した。
慶長7年(1602)、航海中の初代藩主山内一豊が室津沖で嵐に遭った際、一人の僧が現れ船を安全に操ってくれた。
翌日その僧を追って寺を訪れると、本尊の延命地蔵がびしょ濡れだったという伝説から、本尊は「楫取 (かじとり)地蔵」とも呼ばれている。
明治に一時廃寺となるが、明治16年(1883)に再興した。
宗派:真言宗豊山派
本尊: 地蔵菩薩(楫取地蔵)
開基:弘法大師
創建年: (伝)大同2年(807年)
札所等: 四国八十八箇所25番
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| 室津港から導かれるように参道が小高い山へと続く。 山門をくぐると、右手に大師堂と納経所がある。本堂は勾配がかなり急な石段125段を上りきったところに建ち、室津港 とその港町が一望できる。 石段の途中には、竜宮城のような鮮やかな色合いの鐘楼門があり、この内部からも風景を楽しむことができる。 本堂はしっかりとしたコンクリート造りで、昭和50年(1975)に完成したものだ。 弘法大師の作とされる本尊の楫取地蔵は、海上安全や家内安全などにご利益があるとされ、漁師など船乗りのみならず、幅広く信仰されている。 鐘楼門 昭和40年代に建立された鐘楼門は、別名「仏の灯台」と呼ばれ、この寺のシンボルだ。その名のとおり、鮮やかな朱色に塗 装され、周囲の深い緑と絶妙なコントラストを見せてくれる。石段の途中に設けられているので、ここで一息つくのもいい。内部は気軽に入れる構造になっている。 境内からの眺め 室津港に寄り添う小高い山の上に建つ本堂。ここから眺める景色の良さは定評がある。高度はさほどないものの、漁師町の 風情と、その先に広がる紺碧の太平洋が、巡礼の疲れを癒やしてくれるだろう。 境内の弘法大師像は、航行の安全を見守るために、海をしっかりと見据えるように立っている。 |
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| 鐘楼門 | 鐘楼門 |
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| 24番最御崎寺へ6.5q | 25番津照寺 | 26番金剛頂寺へ3.8q |