青年だった弘法大師が、悟りを開いた場所とされる室戸岬。
その岬の頂上にある最御崎寺は、26番金剛頂寺の通称「西寺」に対して「東寺」と呼ばれている。
大同2年(807)、唐から帰朝した弘法大師は、再びこの地を訪れ、嵯峨天皇の勅願を受けて伽藍を建立する。
その後も歴代の天皇から篤い信仰を受け、足利尊氏はここを土佐の安国寺として利生塔を置いた。
近世初期には落雷火災に遭い、堂宇を消失したが、元和年間(1615〜1624)に土佐藩主・山内忠義の援助で僧・最勝が再興させた。
明治の神仏分離令により堂宇は再び荒廃するが、大正時代に入り再興した。
創建年: (伝)大同2年(807年)
宗派:真言宗豊山派
開基:弘法大師
山号: 室戸山
文化財: 石造如意輪観音半跏像木造薬師如来坐像木造月光菩薩立像など(国の重要文化財)
本尊: 虚空蔵菩薩(秘仏)
札所等: 四国八十八箇所24番; 四国霊場十三佛4番
院号: 明星院
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| ゆるやかな上り坂の参道を抜けると、亜熱帯植物の林に囲まれた仁王門にたどり着く。 境内に入ると、左手に土俵、右手には十一面観音菩薩像がある。菩薩像の後ろに広がる森は、国内でも珍しいシイの木に寄生するヤッコソウの群落地となっている。 仁王門をくぐり境内を奥に進むと、左手に大師堂、右手前には慶安元年(1648)に竣工した鐘楼堂がある。 空海の七不思議に数えられる鐘石は、境内のほぼ中央に鎮座する。 本堂の裏には遍路センターがあり、それを過ぎると急な下り坂となっていて、途中には小さなお地蔵さんが並ぶ「一言お願い地蔵」がある。 鐘石 境内のほぼ中央に置かれたこの石は、叩くと鐘のような高い音がするために鐘石といわれる。この音は極楽浄土まで届くとされ、弘法大師の七不思議に数えられている。 鐘石の上に、それを叩くための小石が置かれているが、長年多くの人が叩いたせいか、その部分がくぼんでしまっているのが印象的だ。 |
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| 遍路道 | 一夜建立岩屋 |
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