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四国八十八ヶ所札所の写真や納経、地図などを掲載

空と海(独遊庵)

歴史と旅を求めて

第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺detail

もとおざん しゅじゃくいん たねまじ  高知県高知市春野町

 その歴史は6世紀後半までさかのぼるほど古い。
敏達天皇の頃、大阪四天王寺を建立するために、百済(今の韓国)から来ていた大勢の技術者が、帰国の途中、土佐沖で暴風雨に遭う。
そこでこの地にほど近い場所に避難し、 薬師如来像を刻み、本尾山山頂に安置して航海の安全を祈願した。
その後、平安時代初期に弘法大師が来錫。
百済の人たちが彫った薬師如来を本尊として、寺を開創したという。
種間寺という寺号の由来は、開創の際に弘法大師が、唐から持ち帰った五穀の種をこの地に蒔いたからとされている。
その後、土佐藩山内家からも信仰を集め、明治時代まで大いに栄えることとなった。
宗派: 真言宗豊山派
本尊:薬師如来
開基:弘法大師
創建:弘仁年間(810?824)
札所等: 四国八十八箇所34番
院号: 朱雀院

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極楽寺から2.6q 納経 本堂 大師堂
33番〜34番 第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺 第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺 第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺
第34番札所 本尾山 朱雀院 種間寺
 のんびりとした田園風景の中に建つ。
ここには山門はなく、駐車場からスムーズに境内へと足を運べる。
境内は細長く、まず左手に子育観音が建つ観音堂が目に入る。その隣にはしだれ赤松と水子堂がある。
本堂はコンクリート造りのモダンなデザインで開放的な雰囲気だ。
百済の仏師が彫ったとされる薬師如来像は、国の重要文化財に指定された貴重な像。毎年3月8日には一般にも公開さ
れる。
本堂の横には、300年以上前に作られた古い手水鉢が水をたたえており、寺の歴史を偲ばせる。
その手水鉢を挟んで大師堂がある。

しだれ赤松
境内の観音堂の隣に植えられた松は「しだれ赤松」と呼ばれ、流れるような枝の広がりが優雅な印象を与える。
もともとは鹿児島の庄屋に生えていたものだが、その後福岡の老舗松専門業者の看板松として使われ、さらに平成19年(2007)にこの寺へ移植した。樹齢は200年を超えるという。
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33番雪蹊寺へ6.3q 34番種間寺 35番清龍寺へ9.8q