本文へスキップ

四国八十八ヶ所札所の写真や納経、地図などを掲載

空と海(独遊庵)

歴史と旅を求めて

第79番札所 金華山 高照院 天皇寺detail

きんかざん こうしょういん てんのうじ  香川県坂出市西庄町

 奈良時代に行基が金山中腹に建立した本尊を薬師如来とする金山摩尼珠院は、弘仁6 年(815)に空海が新たに本尊十一面観音・阿弥陀如来・愛染明王の三尊像を彫像して安置し、金華山妙成就寺摩尼珠院として現在の地で中興された。
保元の乱(1156)の後に讃岐へと移った崇徳天皇が守護仏として信仰した阿弥陀如来と、天照大神御法楽仏は十一面観音であるとする古からの信仰を縁に、境内に崇徳天皇の霊を鎮める崇徳天皇社を建立、崇徳天皇永代供養の詔を受けて天皇寺と呼ばれるようになった。
明治時代の廃仏毀釈により境内は寺院と神社に二分されたが、かつての神仏習合思想は現在にもなお受け継がれている。
創建年: (伝)天平年間
宗派:真言宗御室派
本尊:十一面観世音菩薩
開基:行基菩薩
中興:弘法大師
札所等: 四国八十八箇所79番
院号: 高照院

On Mouse Over

八十場駅から 納経 忠霊塔 三輪鳥居 八十場駅
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺 第79番札所 金華山 高照院 天皇寺 第79番札所 金華山 高照院 天皇寺 第79番札所 金華山 高照院 天皇寺 八十場駅
第79番札所 金華山 高照院 天皇寺
 境内正面には、俗世と霊地との結界を意味する朱色の鳥居がそびえ立ち、その右手には天皇寺を示す大きな石碑が建つ。
鳥居の先には広大な境内が広がり、真正面に見える崇徳天皇社は、明治時代に崇徳天皇御魂が京都白峰神社へ帰り、現在は天照大神と金山権現を祀る白峰宮となっている。そして左手には本堂と大師堂が配置されている。
 なお、崇徳天皇御法楽の役割を担う十一面観音は、金剛界説法と胎蔵界説法を用いて衆生救済をするとの発心のため、本堂正面(金剛界説法)と本堂背面(胎蔵界説法)を拝むことが習いとされる。

三輪鳥居
天皇寺境内には三輪鳥居をくぐり進む。この鳥居は嵯峨天皇と空海により生み出された両部神道を根本とする三輪神道を象徴するため、正面鳥居から境内へ入ることが重要とされる。
三輪鳥居は別名三口鳥居といわれ、向かって右口は胎蔵界を、左口は金剛界を、そして正面口は天照大神を象徴する。

白峰宮
讃岐の地で崩御した崇徳上皇ゆかりの神社。後嵯峨天皇が崇徳上皇の御霊を慰めるために崇徳天皇社を建立し、明治元年(1868)の神仏分離により白峰宮となった。
拝殿前には香川県の保存木にもなっている樹高26m、樹齢約500年とみら
れる楠の大木がそびえ、御神木として崇められている。
前の札所 次の札所
78番郷照寺へ5.9㎞ 79番天皇寺 80番国分寺へ6.9㎞
国分寺へは八十駅から電車で国分駅へ