弘仁6年(815)、四国を巡錫中の弘法大師が鮎喰川を挟んで対岸にある「大師ヶ森」で護摩修法を行っていると、空中に紫雲とともに大日如来が出現。
「この地は霊地なり、心あらば一宇を建立せよ」と告げられた。
それを目にした大師はさっそく大日如来を刻んで本尊とし、堂宇を建てて安置した。寺名もこのことにちなんでつけられたものだ。
後に阿波の総鎮守である一宮神社が建てられた時には別当寺とな り、管理にあたっていた。
明治時代の神仏分離令により、一宮神社にあった行基作といわれる 十一面観世音菩薩は大日寺に移され本尊とな り、もとの本尊である大日如来を脇侍仏とした。
宗派: 真言宗大覚寺派
本尊: 十一面観音菩薩
開基:弘法大師
創建: 弘仁6年(815)
札所等: 四国八十八箇所 第13番; 四国三十三観音霊場 第5番
院号: 花藏院(花蔵院)
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| 道を挟んで向かい側は一宮神社。 薬医門を入ると左手に本堂があり、門から右手、本堂の正面が大師堂となる。 弘法大師が建立した本堂は天正年間(1573〜1592)の兵火により焼失してしまったため、現在の堂宇は明治時代に再建されたものだ。 本堂前でやさしい笑みをたたえ、右手をあげて座っているのは撫で仏のおびんずる様で、願いを唱えながら撫でると叶えられるといわれている。 客殿は平成6年(1994)に総檜造りの2階建てに建て替えられたもの。 宿坊も備えられており、遍路で疲れた体を心地良く癒やしてくれる。 薬医門 以前は向かいの一宮神社との間に道路はなく、山門が2つの境となっていたが、道路の開通により山門がなくなってしまった。それを復元してできたのが、平成18年(2006)に完成した薬医門だ。 屋根の中心が前方寄りになっているのが特徴で、武家や医家の門として用いられることが多く、山門としては珍しい。 |
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